アフリカンスープと友人

私の大学時代の友人の一人にガーナ人と付き合っている女性がいた。
彼女の作るガーナ人の彼直伝のスープはカレー味というか今まで食べた事のな香辛料の味がしてとてもおいしかった。
確かお肉はスペアリブか何かでいろいろな豆が入っていて茶色いスープに生クリームをかけて食べた記憶がある。
それは本当においしかったのだが、私は彼女のその料理を作る姿にみとれてしまった。
彼女は本当にうれしそうにそのスープを作っていた。彼のことを考えながらというわけではないだろうが、彼女からはしあわせがあふれ出していた。
彼女は愛情の受け方も、送り方もとても上手だった。
まだ高校生から1,2年しかたっていなかったあのころの私は自分の気持ちをストレートに出す事が恥ずかしく、優しくしてあげる事が無性に照れくさく素直な行動ができずにいた。
自分の中にある愛情を相手が分かるような形で表してあげれば自分も相手も本当に幸せな気持ちに慣れるのだという事を自然と学んだ。
愛情にあふれている彼女は彼女らしい傷を持っていた。
彼女は昔会う人全員しあわせになってほしく、誰からも好かれたかった。
事実彼女にあった人はみんな、男女問わず彼女のことを好きになるだろうが。
しかしそれがかなわなかったとき、「私は太陽になりたかったんだ」と悟ったんだそうだ。
すごく彼女らしいエピソードだと思った。
私はその話を聞いたとき、彼女の魂の高さに感動した。
少し変わった異国の料理を食べるとき、私は彼女のことを思い出す。
いつも変わった外国人を連れてきてはいつでもしあわせそうだった彼女の事を。
いまでもいろいろな国の料理を一生懸命、しあわせそうにつくっているといいなとおもう。